現場主導による品質向上を実現。売上が拡大しました。 代表取締役社長 佐藤薫宏様創業:1951年 事業:精密板金加工事業 電池・電源販売事業 所在地:山梨市 従業員数:60名 (取り組み一例) 新社長と次世代幹部が合宿を行い、会社のビジョン・年度方針を決定 (取り組み一例) 現場メンバーから、改善内容を経営陣含む全社員に向けて発表 (取り組み一例) コミュニケーション活性化のために、全社イベントを企画・開催 Q.1 アイアルマーズを選んだきっかけは何ですか? コミュニケーションの改善に期待を寄せたことです。アイアルマーズさんと出会った当時、当社では部長陣と現場層の間に軋轢があり、会議の内容が現場まで伝わらないなど、コミュニケーションが取れていない状態でした。 また、前後工程間はもちろん、同工程のメンバー同士でも情報伝達が不十分でした。そのような状態のため、品質不良も多ければ、納期遅延も発生する始末。他のコンサルを4,5年入れていたのですが、それでも変わらず頭を悩ませていました。 すべての課題の根幹にあると思っていた「コミュニケーション」が良くなることを信じ、アイアルマーズさんに賭けようと思いました。 Q.2 会社はどのように変わってきましたか? コミュニケーションが格段に良くなりましたね。納期・品質改善のために部署横断で課題や対策について考えるプロジェクトや、朝礼や昼礼のような情報伝達の場を設けたことが大きな要因だと感じています。みんな、それぞれが作業だけに没頭するより、コミュニケーションを取った方が仕事が効率良く進むということがわかってきたのでしょう。また、業務以外でのコミュニケーションも増えました。 「絆づくりプロジェクト」というプロジェクトでは、イベントや企画を発信し、従業員同士の交流を図っています。業務外で関係性をつくることによって、業務での連携に繋がっていきます。 業務内外ともに、以前とは比べものにならないほどに明るくなってきていますよ。 Q.3 コミュニケーション改善により、どのような成果が上がりましたか? まず品質と納期が良くなりましたね。部署横断で考えたからこそ、様々な観点での対策が挙がりましたし、それが実行に移るようアイアルマーズさんに導いていただきました。お互いのことを知って、会議の時間以外でもコミュニケーションを取るようになり、品質は客先不良が約4割減、リードタイムは約25%短縮と、大きな成果に繋がりました。また、人材の面でも若いリーダーが台頭し、新しい風が吹いています。それまでは自分の業務に従事しているだけでしたが、各工程のリーダーとして、グループ内への情報発信、グループ間での連携の要となっています。現場作業に入りがちだった部長陣も、今では管理者としての責務を果たしています。これらの生産改善や人材の成長を経て、過去最高売上を達成することもできました。 Q.4 アイアルマーズの印象を教えてください。 どんどん中まで入ってきてくれるのが嬉しいですね。我々経営陣だけでなく、現場の従業員とも積極的に関わり、意見の吸い上げ、活動の推進に尽力していただいています。また、評価制度や表彰制度なども当社に合ったものを構築してもらったので、従業員のモチベーション向上や成長支援にも繋がっていると感じます。今後も世代交代に向けて、さらに力を貸してもらいたいですね。自分たちで考え行動できる組織へと進化させ、どんな社会環境にも対応できる会社、そして従業員が働きやすい会社をつくっていきたいと思っています。これからもどんどん中に入って、現場との架け橋になっていってください。 佐藤電機製作所様・組織改革記「【事業承継成功の秘訣】キーワードは『チーム承継』」 BACK